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Chenard Walcker -15 [Modeling]

小物を作っていきます。

まずはメーターパネルの製作です。
当時の実車のダッシュがどのようなものか?画像資料がないので不明のためでっち上げます。
レストア車を参考にすると、アルミパネルに穴を開けて各メーターのモジュールを配置し、そのパネルをダッシュに取り付けた構造が数種出てきたのでそれに準じて作ってみます。

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切り出したアルミ板に帯板を丸めたものを黒染めして接着しメーターデカールを貼りつけ。デカールはオリジナルは割れてしまっているし、そもそも随分と近代的な内容だったのでジャンクからそれっぽいものを見繕っています。
センターにあるのはマグネトーと思われるもの。
これも形状など詳細不明だったのでレストア車を参考にデッチアップです。
アルミのベースに洋白線を磨いたものを配してセンターにも洋白線をL字に曲げたレバーを接着しました。それっぽく見えれば良いかな~と。


作りかけだった内装を仕上げていきます。
このアタリ でプラ板に置き換えてサフを吹いておりましたが、今回作り直すにあたってトリムを付けています。

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プラの角材の厚みを適宜落とし、サンディーイエローをベースに茶系色をごにょごにょしてクリアオレンジでコートして木目調としてみました。
内装色とコントラストがきつくなり過ぎないよう暗めにしてあります。


フォグライトのステーはキットにエッチングが用意されていましたが立体感に乏しかったので作り直しました。

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磨いて光沢にしたかったので洋白帯板をエッチングに合わせて曲げ、ライトハウジングが収まるように調整します。

そのフォグライト・ステーをボディに取り付けるベースは真鍮材を組み合わせてひねり出します。

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取り付けがフェンダーなので傾斜に合わせてステー基部が垂直になるように角度をつけてはんだ付けするのが難しかったですね。
この後黒染めして仕上げました。


ライト本体はアルミの引き物(以前製作済み)

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リムをギリギリまで薄く仕上げることができたのが個人的満足ポイントです。
後ろのケース側も一体で挽いてリム部は磨き仕上げとし、軽く見切り溝を入れてケース部は塗装で仕上げました。ヘッドライトのケース部は艶消しクリアを吹いています。
フォグライトは資料によると1926年にシビエがルマン24時間レース車向けとして淡黄色のフォグライトを開発した記録があるようです。年代的にもマッチしており模型的にもアイキャッチになるので黄色で仕上げてみました。
ヘッドライトのレンズは塩ビ板のヒートプレスですが、ケータハムの教訓から事前にカッターで筋を入れておいてビー玉で形状出ししました。後から筋を入れるより格段に楽なので、カットの複雑でない旧車ではこの手法かな。


ハンドルはマスキングがつらかった。。

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本体はレジンですが軸のセンターがずれていたので真鍮で置き換えてます。黒染めした後ルーターで回しながら綿棒で空研ぎすると光沢が出てブラッククロームメッキのようなちょっと変わった質感に仕上がるのがお気に入りです。


大体パーツが揃った感じです。

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と思って組み立てていたら、気になりながらスルーしていたボンネットベルトのことが頭から離れません。

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当初キットのエッチングパーツをそのまま使う予定だったのですが、コレがなかなかの厚みで実感に乏しく土壇場で作り直すことに。

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シェフより一生分ほど頂いたワイン/シャンパンの封止フォイルを切り出して塗装します。

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バックル類は敢えて真鍮とし、磨いてから軽く艶を落としたスモークを吹いて仕上げてアンティーク調を目指しました。



あとは各パーツをつけて完成を目指します。

2022年11月6日 AM01:50

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台座に固定して無事?ギリギリで形になりました。
最後の最後に用意していたスペーサーの高さが合わず、睡魔でぼやける視界と格闘しながら旋盤で調整したのも、まぁ、良い経験。








つづく?
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Chenard Walcker -14 [Modeling]

11月に入って冷える日が増えましたね。
そろそろ鍋物とか恋しくなる季節です。


さて、製作記の方が渋滞しておりますが、YHFに出した時点までを追記していきます。

前回デカールが破綻したことを受けて、急遽データを作りインレタ発注しました。念のためデカールのコピーを取っておいて良かったです。画像を取り込んで似たようなフォントをベースに修正し、ついでにサイズ違いも少し作りました。

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トップコートに対応したインクに切り替えてあるそうで、クリア掛けしても溶けることはありませんでした。デカールがゼッケンのみで一色だったことも助かっております。

とは言いつつ、インレタのフィルムが結構固く、貼りズレなどが多発して結果的に納得のいく状態ではなかったですが、とりあえず横浜に間に合うようにそのままクリアから中研ぎまで進めてしまいます。

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ボディと前後してフロントグリルも塗装で仕上げます。
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サフ→中研ぎ→GXブラック→スパッツスティックス・アルティメートクローム(懐かしい!!) アルティメートクロームってエグイ程のメッキ感ですよね(笑
塗膜も丈夫で触っても落ちないし、トップコートなしでも10年くらいは経時変化は少ないようです。


このままではイメージと違うので少し艶を落としました。
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メッキというよりポリッシュしたアルミが少し曇った感じを狙いました。


グリルメッシュは黒染めしたものに軽くスモークを吹いてゼッケンはマスキングの塗分け。

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マスキングの切り出しは本当に苦手作業。へたくそさに泣けます。。


つづく
タグ:Chenard Walcker
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ホビーフォーラム2022 [Modeling]

日曜日は横浜詣、恒例、年に一度の 3年ぶりに開催されたホビーフォーラムに参加してきました。(過去記事がないと思ったら18年は画像消失していたのでした。。)
静岡HSは諸事情で参加できなかったので大きなイベント参加は今年初です。

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長らく続けていた設営班も今回は別の方にお願いして一般入場です。所属クラブ「ルマンの会」は新メンバーが続々と入会し、新参者だったのも今は昔。(自分の後は青山の巨匠かな?その後更に7名が入会!)

まずはメンバーの作品ダイジェストをどぞー

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詳細は速報を挙げてくださったNinjaの巨匠様ジムニーの巨匠様P34の巨匠様ラリー車の巨匠様コーヒー缶からボディを叩き出す巨匠様 他多数、ルマンの会公式サイトを合わせてご覧頂ければと思います。

そして向かい側にはプロ/セミプロ作品が集う43 Julius factory Zさん

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肉眼では追い付かない解像度やらどうやって掘ったのか(知っているけど)信じられないほど細いスジボリ、実写以上の塗装面などなどレベル高すぎです。


ZMCさんには大好物126の系譜

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はい、コーヒー缶の巨匠の手になる43ですがなんとFDSベースとのこと。

し、か、も、FDSをここまで仕上げるのも変態凄いですが

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御開帳~
カウルも開くがオイラの口が塞がらない。良いもの見せていただきました!

お隣のブースからは

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安定の3点盛で車種選定、キット選定と感心するばかりのラリー車の巨匠の作品。同じ車種で別スケールだったり、今回はカラー毎のテーマでしょうか。

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良き先輩(会のメンバー)のこれまた変態工作 -自転車。
ルーバー開けるっていえばHiroのT35で軽々と越えていくし、手編みしてみますっていうとサクッとこのテクニックです。もうね、イジワルー!って感じですよ。


他にも素晴らしい作品が盛沢山で、沢山の方と話しまくってのアッという一日でした。
お互いマスクしているし久しぶりすぎてすれ違ってもご挨拶し損ねてしまった方沢山いると思うのです。近々、別のイベントでお会いした際にはどうぞよろしくお願いいたします。

あ、終了間際にKawaharaさんとようやく会えて「あ~、変態的な距離走ってるOhtoroさん!」とお褒め頂きましたw いや~もっと沢山お話ししたかったです。次回ゆっくりと。

一般入場だと実質5時間弱くらいなので本当に短い。もっと多くの作品見たかったし、ウインドウショッピングも楽しみたかったっすね。
登録制のためか会場の人数的にもゆったりしており、海外からも含めた横浜での顔ぶれにも会えるのが楽しかったです。


フォーラムが終わったらこれまた恒例となっている打ち上げ中華オフです。

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例年使っている店は半個室ですが、人数的にも厳しいということで別のお店へ。
Y御大ありがとうございました!
自分的にはコチラの餃子の方が好みかな。



会場での物欲はありませんでしたがスーパーエージェントからのお土産はコチラ。

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ムフフーでございます。



お声がけ頂いた皆様ありがとうございました!


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