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「RB6 Owners' Workshop Manual」 レビュー [Car]

週末にAmazonにてオーダーした

Red Bull Racing F1 Car 2010.jpg

Red Bull Racing F1 Car 2010 (RB6): Owners' Workshop Manual (Owner's Workshop Manual) [AA] が到着しました。


Steve Rendle 氏による所謂「技術解説書」の類のシリーズの一つで、以前このブログでは同じシリーズの「Millennium Falcon」 を紹介しました。
こちらの記事


ということで、簡単ですがレビューを書いてみます。


Haynes Pubns社出版の一連のシリーズはヒストリックカーの書も充実しており、技術解説の内容もかなり濃いモノになっています。 ただし、洋書(イギリス?)なので全編英語。 飛び切り難しい単語はほとんど使われていませんが文章を読み解くのは少し努力が必要です。 しかしそれ以上に興味をそそる解説図や写真は価格以上の価値を感じました。

コンテンツは9項目に分類されますが、大きく分けて前半はRedBull Racingのヒストリー、RB6の技術に関する解説と考察、後半にはデザイナー・エンジニア・ドライバーの視点でレースウイークの週末などを紹介しています。
注目のRB6に関する技術解説は大凡80%くらいでしょうか。
前半のヒストリー部はRB2~5までを紹介し(写真は各1カット)、2006年のエイドリアン・ニューイの加入により如何に戦えるマシンを目指したかというような内容で、RB7のバレンシア プレスキットは本書を模した・・・なんていうカットも入っております。

メインの技術解説は"サバイバル・セル"やバラスト(の形状)を含めたシャシー構造、ボディ各部に発生するダウンフォース量等の解説から始まります。 ここでの注目記事はフロントウイングをドライバーがアジャストする機構の解説ですね。
スタンダード - ダブル - ブロウン・ディフーザーの効果、勿論、目玉ともいえる"シャークフィン"から始まるFダクトの空力効果と原理解説も抜かりはありません。 いや、この部分こそ本書の真骨頂でしょう。
その他、ギアボックスからサスペンション・ジオメトリー、ステアリング機能まで細かく解説されており、気分はさながらデザイナーかメカニックかという感じに浸れます。

エイドリアン・ニューイという稀代のデザイナーが如何に空力にこだわったか? モータースポーツ誌とは全く違う視点で切り込む内容となっております。


ただし・・・模型製作の資料としては・・・?ですね。 ○○グランプリはエアロがこうだった、等の情報はありません。


以上、初のレビューですが参考になったでしょうか。
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