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Tyrrell P34(1976) -23 [Modeling]

お知らせが遅くなってしまいましたが、
ブログ川原模型資料館
と相互リンクさせて頂いておりますので改めてご案内します。
Authorの川原氏と言えばP34。 氏が寄稿したModelArt誌のP34特集は今回の制作でバイブル的に活用させていただきました。
静岡でも当ブログを見て頂いていたとのことで、ブースに来訪いただき濃ゆいP34談義をさせて頂きました。
今後ともよろしくお願いいたします。




さて、製作記としては静岡HSの2日前くらいですかね。
エンジン回りのパーツがおおむね揃ったので車の形になるよう無心に組立てます。

ミッション完。

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スタビは0.6㎜のアルミパイプを曲げました。
写真では見えづらいですが内径0.2㎜に対して、端面のみ0.3㎜のドリルを慎重に当てて少しだけ掘り下げています。(エッジのウスウス攻撃と同じ要領です)



エンジン回りもパイピングをして完。

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雨除けネットは形状が違うものの代替え案が出ないのでキット付属のエッチングを使っています。
枠部分の塗装が厄介ですが、平面の状態でマスキングテープを貼り、透明のしっかりした板(今回はアクリル板)にあてて光を透過させた状態で切り出しました。 その後折り曲げてハンダ付けをした状態で塗装しています。


もう一つのハードルはエキゾーストの加工。

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先端が外向きに曲がっているのですが、その再現工作がうまくいかず難儀しました。(あの手この手を試して真鍮パイプを何十センチ無駄にしたことか…)
結果的にはエキマニ部はキットパーツを使用し、真鍮線を介して1.4㎜のアルミパイプと接合することで解決しております。
アルミであれば慎重に曲げることで潰れも最小限で済みました。 排気口端部はスタビと同じ要領で曲げ加工後に極細のダイヤモンドビットで薄く仕上げています。
挿し込み接合方式にしたことで、マフラーマウントの穴に通す組立も後嵌めできるようになりました。


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Tyrrell P34(1976) -22 [Modeling]

東武東上線の北池袋駅近辺。
埼京線と並走する区間で線路が4本+引き込み線があり、時間帯によっては各上下線の運行間隔によって開かずの踏切と化すこともあります。 歩道はアンダーパスが整備されておりますが車道は少し手前から一方通行となって1車線で相当な踏切渋滞を起こすことも。
それを解消するべく(?)新たに道路が整備されるようです。

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踏切に向かって。
踏切手前右側は行政関連の資材置き場的に使われていた土地。 一方通行区間で横断歩道前後まで車が連なることも。

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同じ位置から反対方向。 写真では左側となりますが、資材置き場から続く撤去自転車保管所、駐輪場、公園とつながる一帯が道路予定地となっており、上池袋交番辺りの幅員が広がるあたりに接続される模様。
踏切の反対側は標高が落ちる地形なので、想像では下の道路からアンダーパスを掘って公園の辺りに上がってくるのではないかな?

で、なぜこんなことを取り上げたかというと

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工事エリアの端に位置する公園のこの桜ですよ。
樹齢と共になかなかの枝ぶりで今年もきれいに咲いておりましたが、一緒に植樹されている楓と共に切っちゃうのかな?
目の前にはコンビニもあり、公園で一息つくにも季節を感じる場所なんですけどねぇ。

という、ピンスポットのしかも個人的に桜が心配という、本当にどうでも良い話にお付き合いいただきありがとうございます m(__)m






P34は引き続きエンジン関連の小物を製作です。

バンクの間に配されたディストリビューターはメタルパーツを磨いてそのまま使おうと思いましたが、肝心のプラグコード出口が今一つの出来だったためその部分だけ作り直しました。

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というか画像の通り穴開け失敗。
プラグコードを刺す穴を加工していたらズレてしまったので切り離して置き換えます。

作り方は定番工作の真鍮パイプを束ねてハンダ付けです。

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以前 は芯になるパイプの周りにコード本数分のパイプを並べてシュリンクチューブで保持して接着する方法。
今回は本数が2/3なのでイーッ!とならずにできました。

本体は面出しして組み合わせるとこんな感じです。

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塗装して組立に備えます。

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本体部はアルミの箱で光沢もなくもう少し薄汚れていますが、酸化防止程度にフラットクリアを吹いて仕上げます。
組むと全く見えなくなりますが…w



P.S.
静岡で来訪いただいた方数名から「コメントの書き込みができない」とご連絡いただきました。
スパムコメントが特定の記事に対してだったため、該当記事のURLをいくつか変更することで落ち着いているようですので若干設定を変更してみました。
PC/スマホのキャッシュをクリアしたうえでご確認頂ければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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Tyrrell P34(1976) -21 [Modeling]

静岡ホビーショーも終わって早1週間。
サボった分の仕事をこなすのに追われたか歳のせいかわかりませんが、時間がたつのが早い!(笑



静岡に出展するために突貫で「クルマのカタチ」にせねばと組みましたが…

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どっぼーん!





















































無事ばらけました。

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水に浸けて仮組のために水溶き木工ボンドや水溶性マスキングゾルで固定していたところを分解しました。瞬着やエポキシを使ったところはそのまま問題なく固定できています。
この後、ボディの研ぎ出しや細部の調整をしつつ組み直しましょう。





さて、工作記事の方は少し時間を巻き戻してみます。

いまや43界において定番と化した(?)ファンネルのディテールアップ工作をします。
がしかし、個人的には定番どころか初めての工作なのでいまいち勝手がわかりません(笑


8本のファンネルの同じ位置へ斜めに開口するのはなかなか難しそう!と思ったので治具を作りました。

余談ですが「治具」の「治」にさんずいではなくにすいの「冶」を使う人たまにいますね。 アレ間違いだそうです。 「治具」自体も実は当て字ですが、「冶」はヤとしか読みがないとのこと。
かく言うワタシもココだけの話、20数年前までは堂々と使っていました。いや、むしろしたり顔で。 しかし、ある時熟練の職人さんに「『ヤグ』ってなんだよ?」と指摘されまして、とても恥ずかしい思いをして以来「治」を使うようにしています。

詳しくはWebで → Wikipedia



閑話休題




治具は真鍮パイプ2本を組み合わせてY字状にハンダ付けしたものです。
ニードルで当りをつけながら差し込み口側を削って高さを調整します。 内径にバリがあると挽物を傷つける恐れがあるので微調整しつつ丸めた紙やすりを突っ込んでバリ取り仕上げしました。

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太いほうにファンネルを差し込んで、斜めのほうから0.4㎜のピンバイスで加工します。
理論上はパイプ上端に引っ掛けるカエリの部分からの寸法が等しくなるはずです。
斜めでもドリルが逃げることがないので安定して作業できました。
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静岡ホビーショー2018 -2 [雑記・日記]

前の記事に続き、モデラーズクラブ合同作品展の様子をダイジェストでご紹介します。
とはいっても、3000近い出展クラブ数、10000点を優に超える作品数、そもそも卓に近寄れないほどの人垣。と写真はほとんど撮れず、普段SNSや他展示会などでお世話になっている方のブースにご挨拶に伺った際の偏った内容となってしまいました。

※動画は圧縮したら横向きになってしまいました。。















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本当に「模型愛を感じる」素晴らしい作品ばかりです。
画像では到底伝わらない作者の情熱を来年こそはぜひ現地で味わっていただきたいと思います。
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静岡ホビーショー2018 -1 [雑記・日記]

今年も静岡ホビーショーに参加してまいりました。
(恒例の看板は諸般の事情で取り損ねてしまいましたーorz)


P34は出発の9時間ほど前に何とかソレに見えるレベルで、いざ。

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ルーティンとなっている金曜夜入りの土曜設営班。

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そして無事設営も完了し、ここからスタート。
今年のテーマは新会長肝いりで「エンジン」でございます。


SNSではすでにバンバン画像が飛び交っておりますので、当ブログとしては駆け足的にダイジェストでご紹介します。
まずはメーカーブース編。

シュビムワーゲン実車

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1/10フル金属製FT17戦車
ごじゅうきゅうまんきゅうせんえんなり。

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船舶模型用蒸気エンジンデモンストレーション


ベネローブ号(1/32)とファイアーフラッシュ
他にもサンダーバードシリーズで展開するようです。

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Beemaxの935K2

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同じくBeemax S4

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そしてクアトロS1

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大陸の方が悶絶しそうなラインナップですな。


こちらはベルキットのPolo‐R WRC 2015/2016

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雰囲気も良いしラリ車の巨匠曰くベルキットは箱の中のもので十分!とのことでしたので一つ欲しくなってしまいました。


来月公開の「ハン・ソロ」に登場する青ファルコン。

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さらにEp6に登場したB-Wing。
別売の電飾キットでエンジン発行が手軽にできるそうです。

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ビークルコレクションには超絶モールドのデス・スター2
スケールは1/2700000! (大体野球の公式球くらいです。)

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個人的に気になったエアロベースのGeeBee(エッチングモデル)

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あとホンダジェットとか人気あったようですね。




今年は当ブログを見てくださっている方に沢山声をかけて頂き、お話しすることができとても嬉しかったです。
そこでお話しできたことが反省にも励みにもなると、改めてやっていて良かったなと思えました。
末筆とはなりますがこの場を借りて改めてお礼申し上げます。
ご挨拶できなかったもいらっしゃいましたがお詫び申し上げます。
丁稚なブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。
(コメント投稿ができない件は調査中なので少しお時間ください)


おまけ

自衛隊が超極秘開発中の最新鋭モビルスーツ試作機を一般公開。

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Tyrrell P34(1976) -20 [Modeling]

GWも終わってしまいますが、みなさま満喫されましたでしょうか。 ワタシは休みが基本暦通りだったので、いわゆる飛び石状態。 残念ながらあまり満足感無しでございます。



ということでタイヤ交換の巻

製作中のティレルP34 日本GP(F1世界選手権イン・ジャパン)は雨の76年。
当然、予選のスリックではなく本選のレインタイヤを履きたいと思いますが、キット付属のタイヤがいかんともしがたい出来。

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レインのトレッドパターンが入っているのは有難いのですが、タメオにありがちなトレッド中央がへこんだ(ヒケた?)形状で、置き換えるにしても極端に小径のフロントタイヤはアフター品でも販売されておりません。


こんなの欲しいな。

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タイヤ難しい…

ある程度で見切りをつけて、こうして…


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会社でゴニョゴニョできなくなってしまった(オイ ので3Dプリントサービスに依頼してみました。

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見積で躊躇しましたが、想像以上に高かった…(涙
せめて1/3、あわよくば1/4の値段ならうれしかったな。

しかも、3Dプリント経験したことある方はご存知かと思いますが、現在最高峰の高精細マシンを使っても積層段差があってそのままでは使えません。 段差消しとシェイプ調整を見込んで欲しいサイズに対し0.05~0.07程度大きく作ってありますので、約一日かけて6本のタイヤの段差消しを行いました。

機械的な加工ではないので旋盤よりリューターでのドリルレースが適していますが、どうチャックするか試行錯誤で数時間費やしました。センター出しができるチャック方法が見つかれば加工自体は…。
とはいえ、整形で埋まってしまったトレッド面をタガネでハンドカービングしなおしたりとかなりの修行になります。 もう2度とやりたくありません(笑


黒サフ

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塗装したのでタイヤ比較

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左上:タメオ スリック
右上:タメオ レイン
左下:フジヤ スリック
右下:自作 レイン
です。
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Tyrrell P34(1976) -19 [Modeling]

先週のことですが、東大で著名画家の大作を廃棄してしまった。とのこと。
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元記事URL

モノの価値観は人それぞれ。とはいえ、つとに思うのは身の回りでは「なぜそうなった?」を考える人が少なくなったように感じます。 特に一番意識しないといけないはずの本職の仕事面でもそう感じるのが残念です。
結果には全てに原因や理由があるんですよ。なぜソレを配したか、なぜそう作ろうと思ったか。
自分の価値観や感性だけで評するのは自己完結の世界ではかまわないけど、その視野だけで他を除するというのは浅慮の骨頂だと思うのですね。 また、(自戒を込めて)その考えを押しつけがましく垂れ流さないようにと、こういう時代だからこそ留意しなくてはと思います。





作りたいように作ってますよP34!
理由は「趣味」だから(笑
楽しければいいじゃん!

ボディはデカールを貼ってクリアコートに入ります。

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模型映えするのは大型のリアウイングを装着したNo.3 シェクター車と思いますが、70年代のF1スタンダード型ともいえるシンプルなリアウイングのほうが好きなのでNo.4 デパイユで製作進めます。
P34の開発に尽力したという点でもこのドライバーの選択は意味があるんじゃなかろうか。


クリアがけの合間に小物も進めます。
サイドのラジエーターはキットでエッチングが用意されていますが、まぁ、ペラペラですわ。

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厚みがあるように見えたほうが「らしい」と思い、真鍮の角材ハンダ付けしてみました。
下側はなくてもよいのですが、少し車高が高めなのとアクリルのベースに取り付けたときに写り込むので気分とノリで穴あきのエッチング材を付けてみました。

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黒く塗って完了~
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